ゲームをしない人にあえて勧める「ファイアーエムブレム 風花雪月」
2019年7月26日にNintendo Switchで発売されたゲームソフト、
「ファイアーエムブレム 風花雪月」
が、スゴいんです!!!
と言いたいためにブログ作りました。
最初の記事ですが前置きは置いといて、ひたすら溢れる想いを綴りたいと思います。
- ゲームしない人でもハマる!!!
- ファイアーエムブレムって?
- 「風花雪月」のストーリー
- スゴいとこ1:兵士の育成は生徒の指導に
- スゴいとこ2:質・量の充実した支援会話
- スゴいとこ3:ゲームならではの人間ドラマ
- まとめ
ゲームしない人でもハマる!!!
スゴいとこ、一番言いたいのはこれなんです。
ほとんどゲームをしない母親が、私のプレイを見てるだけで夢中になってるんですから。
「ちょっと、勝手に進めないでよ。私のいないときにしないで!」なんて言われたり。自分でやればいいじゃん。
そんなファイアーエムブレム、戦争をテーマにしていることもあって、ゲームを全然やらない人にとってはちょっと難しいと感じるかもしれません。
けれども、今作のストーリーはゲームをやらない人でも引き込まれる可能性を秘めている、ということを私は伝えたい。
「結局オタク寄りの硬派なゲームじゃん」とやらないでいるのは実に惜しい。それが「スゴい!」に変わる人が増えることが、私の願いです。
ファイアーエムブレムって?
ファイアーエムブレムというシリーズは、30年近く続く任天堂のロールプレイングシミュレーションゲームです。
簡単にいうと、将棋を本物の戦争にした感じです。駒である兵士を育成し、ターン制で兵士を移動させて戦います。
私はRPGのターン制が面倒くさいなーって思うタイプなので、ほぼシリーズ初プレイだったんですが…見事にハマってしまいました。
「風花雪月」のストーリー
士官学校の教師として担任する学級を選び、
生徒たちを育て、導いていく第一部。
そして士官学校での日々から五年後、
三国が相争う戦争を、
三国それぞれの立場で描く第二部。
激動の時代を生きる若者たちの成長と共に、
フォドラ全土を巻き込む戦乱の
きっかけから結末までを、
二部構成の物語として描きます。
公式サイトより引用
https://www.nintendo.co.jp/switch/anvya/introduction/index.html
詳しいあらすじが気になる人は公式サイトを参照していただいて。
要は、学校編&戦争編の二部仕立てってことです。
第一部 士官学校の教師になって学園生活を謳歌しながら、生徒を兵士として育てていく
第二部 卒業後は戦争が始まり、かつて共に学んだ仲間同士が争うことになる
結構重いストーリーなんですねー…
で、このゲームはいわゆるマルチエンディングになっていて、学校編で担任する学級によって結末が全然違います。
所属の国で分けられた学級が3つあって、戦争編で3つの国ぶんの物語があるわけです。
一本のソフトにしてはボリュームがあってすごいのですが、私が特にスゴいと思ったのは、物語のリアリティーです。
ストーリー自体が面白いというのも、あるにはあるんですが、今作は「キャラクターのリアリティー」がスゴいんです。
スゴいとこ1:兵士の育成は生徒の指導に
ファイアーエムブレムの特徴として、「駒である兵士を育てることができる」ということがあります。それによってキャラクターに愛着がわきます。
今作では、キャラクターに感情移入する仕組みが特に作り込まれています。
まず、育てるキャラクターは生徒です。初めは弱かったのに、徐々に強くなっていく。先生としてかわいがらざるを得ない。
例えば、打たれ弱い上に力もない生徒がいて。
他に力のある頼もしいキャラクターはいるので、初めは「使えないやつだな」なんて思ってました。
ですが戦わせているうちに、おっ?と。
こいつ、攻撃外さないな。ここで決めてほしい!ってときは確実にやってくれる。
気づいたら、「任せた!行ったれ!」って言ってました。
「よくやったな。先生うれしい…次はここを鍛えていこうか!」と、こうなる訳ですよ。
⬆よし、君は得意分野をとことん伸ばしていこうな!
⬆おおー、学ぶ姿勢は立派だぞ!先生も全力でサポートするから、頑張ろう!
大げさじゃなく、こう言っちゃいます。
スゴいとこ2:質・量の充実した支援会話
そうやって戦わせていくと、近くで戦ってた仲間同士で支援レベルが上がります。
支援レベルを上げると、ゲーム的な能力アップがあるのと同時に「支援会話」なるものをみることができ、キャラクターの日常会話が繰り広げられます。
これ、普通なら単なるおまけモード止まりですが、この「風花雪月」ではこれでもかというくらい作り込まれています。
キャラクターに感情移入できる作りで、ちゃんと面白い。バリエーションは豊富だし、ちょっとした会話じゃなくてちゃんとオチまで用意されています。キャラクターの組み合わせの数だけあるので、めちゃくちゃ多いです。しかも完全フルボイスです。
第一印象がよくない生徒がいたとしても、徐々にその子がわかっていくと、必ずと言っていいほど好きになれます。
また同じキャラの支援会話でも、
- 支援レベルを上げる時期
- 主人公の性別
- 特定のキャラが生きてるかどうか
- 特定の支援を上げているかどうか
などに沿って変わり、違和感のないように見せる工夫が徹底しています。これによって見る度にリアリティーを感じられます。
無駄に細かい(褒め言葉)
もう一度いいますが、これら含めてフルボイスです。それどころか支援会話に限らず、全キャラクターの全セリフに声がついています。
「お茶会」なんてのもあって、相手が興味のある話題を選ぶんですが…初めはなかなか難しい。人となりがわかると会話が盛り上がって、さらに仲良くなれます。
誰でも、初めて会う人のことは全部わかりませんよね。それが仲を深めていくことでその人を知り、友人が増えていく。
誰もが持っているリアリティーを体験できる…これこそ、ゲームをしない人でも共感できるポイントです!!
スゴいとこ3:ゲームならではの人間ドラマ
育成や支援の充実によって、第一部終盤ではキャラクターへの感情移入はズブズブです。
5年後の第二部では同窓会で集まるところから始まり、教え子は立派な兵士になっています…先生冥利に尽きる!
しかし、舞台は戦場なのです。
しかも敵は、元・隣のクラスの生徒。かつての級友が殺し合う、超シリアスなストーリーにどんどん引き込まれます。
こういうやり取りが、めちゃくちゃあります。何パターンあんのこれ。
ちなみに第一部で支援を上げた他学級の生徒は、担当学級にスカウトすることもできます。これにより、同郷の仲間が敵対する場合もあるのです。何という運命…
そしてエンディングを迎えると、今まで上げた支援レベルによって、仲間たちの結末は千差万別になります。
最初の担当学級、スカウトする生徒、支援レベルの上げ方、運命の分岐点、などなど。
プレイする人によって十人十色の物語が出来上がる…ゲームでしか味わえない体験なのです。
まとめ
- ファイアーエムブレムは将棋のようなゲームで、駒を育成できる
- 学校編でキャラに感情移入させておいて、戦争編でキャラ同士を戦わせるストーリー。このコンボで感情を揺さぶる
- ゲームをしない人でも、人を知る喜びに共感できる!!
- ゲームをプレイして仲間と親交を深めることで、初めて物語が成立する
とりあえず、伝えたいのはこういうことです。
やったことないゲーマーは即座に買って、興味ない人に見せながらプレイして下さい。そして語り合って下さい。やってる人と語り合ったらめちゃくちゃ楽しいと思います。
まだまだ書けますが、今回はこのへんにしておきます。
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