最近みた映画【前編】
前回まではゲームの話題でしたが、今回は映画です。
「今年みた映画」にしてもいいんですが、ちょうど今年で十二支も一周するわけですし、子から亥まで振り返ろうではないか!というわけで…
直近12年でみた映画をピックアップして語りたい!
※あくまで観た映画から選んでいるので、「この名作が入ってない」とか思うかもしれませんが、大体それは観たいけど観れてないやつです。それと、そもそも観るジャンルは偏っています。
ディズニー編
私のディズニーアニメ鑑賞は基本的にピクサー作品です。ピクサーっていうのはあれです、電球が飛んでくるロゴの制作スタジオね。
興行・評価ともに最高のピクサー映画ですが、今回はいろんな映画を紹介したいので、ベストオブベストだけ選びますね。
2010年「トイ ストーリー3」
私は映画で泣くような人間ではなかったのに、この映画を境に涙もろくなってしまいました。
おもちゃの持ち主アンディが前作まで子供だったのが「3」で成長し、おもちゃとお別れする話です。説明、さすがにいらないよね。
全人類を感動の涙に沈めた「3」で完結したものと思われましたが、9年後の今年にまさかの続編が公開。
2019年「トイ ストーリー4」
9年の間に涙腺が緩み続け、この作品でついに号泣しました。
それはいいんですが、「4」の感動は前作に比べてすごく複雑になりました。
「3」はアンディのおもちゃへの愛情がテーマで、アンディという人間の感情が私たちに刺さるものでした。言ってしまえば、わかりやすい感動。
「4」では人間ではなくおもちゃが主体で、おもちゃ達が自分の幸せとは何かを考えるのがテーマです。ここで私たちが刺さるのは、おもちゃ達が幸せを掴もうとするときに表れる、複雑な感情の揺れ動きです。
何をいってるかわからないかもしれませんが、とにかく「4」が生む感動はめちゃくちゃ高度なんです。「何ともいえない切なさ」をちゃんと表現できるのは映画ならではだと思います。
これ以上文章で伝えることは諦めたので、観てください。
ピクサー作品以外で面白かったのはこの辺ですね。ディズニーなのにミュージカル調でなく、アクション多め。
特にベイマックスは日本のプロモーションと内容が違い過ぎて、良い意味で裏切られました。友情で泣かせる映画かと思いきや、実はマーベルコミック原作のヒーロー映画だったという。
「アナと雪の女王」で王子様を悪役にしたあたりから、ディズニー映画は変化球が増えた気がします。私そういうの大好きなので、その精神はぜひ応援したい。
アメコミ編
さてお次は、ここ十年でずいぶん増えたアメリカのヒーローもの。
マーベル映画をほぼ網羅している私が、お気に入りをご紹介します。
2012年「アベンジャーズ」
世界一ヒットした映画シリーズ!別々のマーベルヒーローが作品の垣根を越えて共演する超爽快映画です。
キャラクターをこれでもかと登場させまくり、かつ全員に見せ場があるのがすごいと思います。お金のかけ方が上手くいってますよねー。
しかも、このアベンジャーズと世界観を共有した「マーベルシネマティックユニバース(MCU)」と呼ばれる作品群をつくることで各ヒーローを好きになってもらいつつ、全員集合したときにテンションMAXになる仕組みです。
まあアベンジャーズはこのくらいにして、他のMCU作品の中からひとつ選ぶとするなら…
「ガーディアンズオブギャラクシー」は、普通の人間と性格の悪い宇宙人とうるさいアライグマと変な木で構成されたヒーローチームです。
他のMCUヒーローがシンプルに格好いいのに対し、こいつらはヒーロー感ゼロです。言葉遣いは悪いし、しょっちゅうケンカしてるし、個性が強すぎて全然まとまりません。
しかしこの作品の面白いところは、宇宙の危機にもかかわらず軽いノリで笑えるところ。ストーリー展開はシリアスながら、登場人物は終始ギャグをかますというちょっと変なシリーズです。
チーム結成を描くのが1作目で、2作目「リミックス」は家族をテーマにした話です。
びっくりしたのは、ここに来て泣けるストーリーにしてきたことです。笑いと感動が交互に押し寄せる、さらに独特な作品になりました。
さて、こんな感じでMCUは比較的万人受けするものが多いのですけど、ここからは大人のアメコミです。
2008年「ダークナイト」
ダークヒーローといえばバットマンでしょう。原作はマーベルではなくDCコミックです。
そんなDCコミックを代表するバットマンの映画はいっぱいあって、ふつうのシリーズものに加えてDCヒーローとの共演で出ていたりします。
「ダークナイト」は当時のシリーズの2作目ではあるものの、続編感はあまりなく一本の映画として作られています。
そして扱うのは「正義とは?悪とは?」という深すぎるテーマ。考察しだすときりがないので、ここでの深入りはやめときます。
私もよく哲学的なことを悶々と考えることがあったりして、バットマンの暗いトーンは嫌いじゃないです。まあでも、観るのすんごいしんどいけどね。
2019年「ジョーカー」
今年はR指定の「ジョーカー」が大ヒットしました。ジョーカーはバットマンの宿敵ですが、この映画は原作とあまり関係ありません。バットマンも出ないですし。
ヒーロー映画ではなく、一人の人間が社会に翻弄されボロボロになったあげく犯罪者となる話です。
格差社会の闇など考えさせられる内容ながら、物語はシンプルで意外と入りやすいです。
散々な目にあった仕返しにイヤなやつを好き放題殺していく「ジョーカー」の内容は、何かと生きづらいご時世だからこそ受けたのだろうと思うのと同時に、現代社会への何ともいえない不安感が込み上げてきました。
2016年「デッドプール」
さてR指定の話が出ましたが、そんな過激なアメコミ映画が作られるようになったのはこいつがヒットしたせいです。
「デッドプール」は、暴力描写や放送禁止用語がてんこ盛りのマーベル映画です。終始ギャグを飛ばすヒーローらしからぬヒーローという点ではガーディアンズオブギャラクシーと似ていますが、その下品さは桁違いです。
しかも気にいらないやつを感情に任せてぶち殺したりするので、もはや悪です。
しかし、さっきのジョーカーと違ってこっちのトーンは明るいんです。「正義とは何か?ヘッ知るか、○uck!!」的なノリがダメな人はおすすめしませんが、映画なんだからと笑える人には楽しめる、とことん変な作品です。
2017年「ローガン」
最後に紹介するのもR指定ですが、作風は「デッドプール」にも「ジョーカー」にも似ていません。
マーベルの超能力者チーム「X-MEN」を代表する不死身のヒーロー、ウルヴァリンが主役の王道ストーリーです。最強ヒーロー「ウルヴァリン」が長い年月で衰弱してしまった時代で、人間「ローガン」として最後の戦いに挑みます。
それまでのX-MEN作品を観ていれば良いに越したことはないですが、時系列は圧倒的に未来なのでストーリーの繋がりはほぼなく、単独で十分わかります。
感想としては、物語がものすごくシンプルな分 "役者の演技が光る" ってやつです。戦闘シーンのスタイリッシュさはなくて非常に生々しいのですが、魂で戦う感じがすごく好きです。
正直X-MENはそんなに好みじゃなくて、シリーズもずっと追いかけていたわけではありませんでしたが、感動しました…。
私がアメコミ映画で一番を選ぶなら、これかな。
てな感じでアメコミ編は以上!
個人的にR指定の過激なやつは苦手だったんですけど、思い切って観てみると世界が広がりました。表現の選択肢が増えて、映画に深みが出るんだなと思いました。(デッドプールに深みがあるかといわれると…うん。)
また、R指定になることで客層が減ってしまうリスクを取ってまで公開するということは、「演出したい表現や伝えたいメッセージを明確にして作られている」、つまり、鑑賞ハズレは少ないのでは?とか思ったりしています。
次回予告
今回はディズニー&アメコミ編ということにしましたが、ほぼマーベル映画でしたね。わかっていたけど偏りがひどい…
映画好きを名乗るならいろんな作品みないとなー。
SFも好きなので、またそのうちダラダラ綴りたいと思います。
今年やったゲーム総集編。
今年も師走に差しかかったので、この一年の任天堂と共に私がプレイしたゲームを紹介していきますぜ。
このブログ、ゲームに馴染みのない人でも一応わかるように書いているつもりですが、今回はさすがに一から説明するのはやめておきます。
- 「メトロイド、オモロイド」
- VRデビュー
- 名作しかつくれない、ゼルダの「伝説」
- 待望だけど待ってほしいマリオメーカー2
- そして、ファイアーエムブレムとの出会い
- バンカズ、おかえり!
- ルイージマンション
- ほぼ毎年恒例、冬のポケモン旋風
- リングフィット
- ペルソナをやりたい!!!
- おわりの感想
「メトロイド、オモロイド」
最近定期的に、メトロイドやりたい症候群を発症するんです。なぜかはわかりませんが、すごくオモロイからなのは間違いありません。
ちゃんとプレイしたことがないソフトも少なくないので、去年は「スーパーメトロイド」や「メトロイドプライム3」で治療しました。
メトロイドってどんなシリーズか説明しだすとまた長くなるので、ざっくりいうと宇宙を舞台に探索とアクションシューティングが合わさったゲームです。
⬆一番馴染み深いのは「大乱闘スマッシュブラザーズ」のサムスでしょうか。メトロイドがまだマイナーだった頃に、スマブラに出て知名度が上がったおかげでシリーズが作られていきました。
⬆パワードスーツに身を包んだ主人公サムスと宿敵リドリー。リドリーの持っている小さいのがメトロイドです。
⬆一人称視点で3Dのフィールドになっているものもあります。世界観は特にダークですが、任天堂のゲームです。
そんなメトロイドですが、今年1月に新作「メトロイドプライム4」の開発状況が発表されました。一昨年にタイトルが発表されてから一切音沙汰がなかったのですが、ここに来てクオリティーを求めて開発を仕切り直すとのこと。
この映像が見られなくなったときには、発売が現実的になっていることでしょう。
待望の新作発売が遠のいてウズウズした私は、今年もメトロイドやりたい症候群を発症してしまいます。
一昨年発売したソフトですが、当時は誰もが認める傑作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」に夢中で忘れてました。
メトロイド初期のリメイクではありますが、ちゃんと新作としての完全度がありました。
「アイテムをゲットすることで能力を得る」→「得た能力で探索範囲を広げる」
の繰り返しが、THEメトロイドでした。
VRデビュー
別に楽しみにしていたわけでもないですが、気づいたら我が家にありました。
「Nintendo Labo Toy-Con:04 VR Kit」
Nintendo Laboとは、Nintendo Switchのタッチパネル画面や、コントローラーに搭載されているHD振動・ジャイロセンサー・加速度センサー・赤外線カメラ、などをフル活用するハイテクな工作です。
与えられたゲームをやるのではなく、工作を通して自分の遊びをつくり出す遊びです。高度な知育玩具といえるかもしれません。
今作はそのVRキットという形で、満を持して任天堂もVRを取り入れてきました。
ダンボールキットでVRゴーグルをつくり、画面をセットして覗き込むことでVR体験ができます。
そしてNintendo Laboは遊びを考える遊びですから、なんとVRゲームをつくれます。
何かモノを動かすだけなら超簡単にできるので、プログラムの初歩としてとても良いです。
私も時間のあるときにいろいろ作ってみたい…
しかもこのVRゴーグル、一部の他のソフトで使えます。マリオが目の前を駆け抜けるのは結構な驚きですよ!
ただ、ものすごく酔う。
名作しかつくれない、ゼルダの「伝説」
メトロイド症候群も治まってきた頃、今度はニンテンドウ64の「ゼルダの伝説」がやりたくてたまらなくなりました。
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」
約20年前に発売した3Dアクションの金字塔で、「スーパーマリオ64」と合わせて元祖3Dゲームといってもいいでしょう。この作品抜きでゲームを語ることはできないくらいの名作ですが、これもちゃんと最後までやったことがなくて。
2011年に「時のオカリナ」、2015年に「ムジュラの仮面」が3DSに移植されたときもちょうど忙しい時期で、ゼルダやりたい病は患いつつも手をつけられずにいました。
よし、ここでやっちまおう!というわけで、両作品共に超のめり込みました。
20年経った今やってもめちゃくちゃ面白かったし、3Dゲームの前例がないにもかかわらずものすごいクオリティー。当時の新作としてプレイした人は、ひっくり返るほど衝撃だったのではないでしょうか。
さっきちらっと紹介しましたが、一昨年発売の最新作「ブレスオブザワイルド」、
未だにずっとやってますが、追加コンテンツの「剣の試練」が難しくて放置していたのをおもむろに再挑戦。
64ゼルダと並行してやっていたもんで、ゼルダのアタリマエを生み出した作品とアタリマエを壊した作品、という時代の行き来がすごく楽しかった。リアル「時のオカリナ」でしょうか。
待望だけど待ってほしいマリオメーカー2
即買いを決心していたので発売日に購入しましたが、この時期はゼルダをやりまくっていたため待ち遠しくはありませんでした。むしろちょっと待ってくれと。
4年前にWii Uで発売された、マリオのコースを作れるゲーム「スーパーマリオメーカー」のパワーアップ版です。
小さい頃によくマリオのコースを描いていたもので、そのとき発売していればドハマりしていたでしょうね。
今月にアップデートも来たのでぼちぼちやっていこうかな。
そして、ファイアーエムブレムとの出会い
ゼルダの伝説の名作をぶっ続けにプレイし、終えたときはさすがにアクションに疲れてきてました。
ただ、特に「ムジュラの仮面」のアクションでないところには結構感銘を受けました。
狭いフィールドと短い時間軸に詰め込まれた、独特な世界観やキャラクターの人間味。アクション抜きでそういうものを感じられるゲームをやってみたいなーなんて思いながらクリアしました。
その翌日、「ファイアーエムブレム 風花雪月」発売でした。
求めたゲームがこんなにピンポイントで発売することある?!運命だったのでしょうか。
詳しくはこちら
ゲームをしない人にあえて勧める「ファイアーエムブレム 風花雪月」 - ら・ら・ど
風花雪月に関しては書きたいことがまだまだあるので、今後も記事にしていくつもりです。
バンカズ、おかえり!
去年の師走に「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」が発売し、今年もどんどんファイターが追加されていって盛り上がりました。
スマブラといえば対戦アクションの定番ですね。他の格闘ゲームにはない「ダメージを溜めて画面外へふっとばす」システムが爽快!
新作が出る度にファイターが増えに増え、主要な任天堂キャラを出し尽くしてからは他社も巻き込み、今やゲーム業界オールスター。マーベルコミック内だけのコラボであるアベンジャーズよりすごいということになります。
今年いっぱいでファイター総数は79!!!ですがさらに増やすそうです。どうかしてる。
その今年追加されたファイターの中で、私が最高にテンションの上がったのが「バンジョー&カズーイ」です。
「スーパーマリオ64」によく似た3Dアクションゲームです。
大してやり込んだ記憶はないのだけれど、なぜか思い入れがあるんですよね。
我が家には「大冒険2」しかなかったので1作目を中古でゲットしてみましたが、今やってみるとさすがに古くさかった。3Dゲーム黎明期のグラフィックというのもあって、すぐ疲れる。
ただ、そんな古くささとクセのある世界観が合わさって、独特の味が出ていました。
任天堂から2作が出た後、版権はマイクロソフトへ。長らくシリーズは発売されなかったため、おっさんのみぞ知るレトロゲームへの道を歩んでいました。
約20年の時を経て、スマブラに参戦という形で任天堂に帰ってきました!!
せっかく脚光を浴びたのだから、シリーズに何か展開があっても良いのではと思いますけどねー。このチャンスを逃すともう終わりだぞ!
ルイージマンション
今年の「何気にやったことない名作をやるシリーズ」、メトロイド、ゼルダときて、ルイージマンションにも手をつけました。
Nintendo Switchで今年のハロウィンに発売した「ルイージマンション3」ではなく、ゲームキューブの「1」です。3DSの移植版をやっています。
このまま2→3とやっていこうかとも思いましたが、今のところ1のちまちまプレイにとどまっています。
ほぼ毎年恒例、冬のポケモン旋風
先月、ポケモン完全新作「ソード/シールド」が発売し、天下のキラーソフトは今年も盛り上がっていますね。
しかし、私は最近のポケモンにあまりワクワクしなくなってしまいました。新作としての要素はあるものの、良くも悪くもいつものポケモンって感じがして。
今より開発期間の長かった「ダイヤモンド/パール」、「ブラック/ホワイト」がめちゃくちゃ面白かったので、今一番やりたいのは「ブラック2/ホワイト2」。
来年は「ダイヤモンド/パール」のリメイクこないかな…
リングフィット
個人的には今年2番目にスゴかったゲームです。発売は10月ですが、実際に購入したのは先月なのでした。
ペルソナをやりたい!!!
今年スマブラに「ジョーカー」が参戦したのをきっかけに、ペルソナにとてもそそられてます。パっとみた感じ、キャラクター・演出・バトル・世界観・セレクト画面に至るまで、全てがオシャレ。
何といっても「ファイアーエムブレム 風花雪月」がペルソナに似てるといわれているではありませんか!期待大!!
プレイステーションのゲーム自体やったことがないものですから、ハロウィンに「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」が発売したときはPS4購入も考えましたが…なかなかのハードル。Switch並みにやりたいソフトがあるわけでもなく、値段のリスクが高いので保留。
ん、なになに?来年2月にPS4とSwitchでペルソナ新作が出る?
予約ポチッ
おわりの感想
- いやー、今年はちょっとやり過ぎた。が、ハズレは全くなかったので後悔なし!
リングフィットもスゴい
2019年10月18日発売のNintendo Switchソフト
「リングフィットアドベンチャー」
スゴい!!
別に、やったゲームを全部褒め倒すつもりじゃないんですけどね…褒めざるを得ない。
CMやクチコミでじわじわ広まり、何気に知ってる人も多いのではないでしょうか。
↓ちなみに11月29日現在、品薄だそうで。普及してくれー
『リングフィット アドベンチャー』品薄のお詫びとお知らせ|サポート情報|Nintendo
Wii fit からの進化
簡単に説明するとSwitchの「Wii fit」で、バランスWiiボードの代わりにリングコンという輪っか形の道具を使う、フィットネスゲームです。
Wii fitと違うのは、筋トレに重点をおいていること。
このリングコン、バネになっていて曲げれば曲げるほど反発するので、力の強い人でも弱い人でも適切な負荷がかかる仕組みです。よく考えられてるなあ。
厳密に言えば、バネの力は保存力なのでリングコンを押す深さに比例した逆向きの力がかかります。フックの法則・作用反作用の法則です。
もうひとつWii fitと違うところは、フィットネスをアドベンチャーゲームに落とし込んでいること。いわば運動を続けるエサはゲームの続きであると。
つまり、アドベンチャーを進めるだけで気づいたらムキムキというわけです。
見たかあ、オデの筋肉!
運動が楽しい!!
「1-2-Switch」や「Nintendo Labo」みたいな、任天堂の「ゲーム体験を画面の外にも広げる」系ソフトがまたやってくれたな、という印象です。
ゲームをそこそこやるインドア派なら、まず運動は嫌いでしょう。
小さい頃に苦手意識が芽生えてしまうと、もう楽しくなくなるんですよねー…体育の授業が嫌で仕方なかった。
ただ最近になって体を動かすコツを理論的に考えられるようになって、「そうだ、運動って楽しいことなんだ!」って思い始めた矢先に発売したんで、気にはなってました。
ただ、第一印象はよくなかったかな〜…
先ほど言った「ゲーム体験を画面の外にも広げる」系ソフトって革新的すぎて、初めは「なんじゃこりゃ?」ってなるんですよねー。
今回の場合は、なんかダサい。
たぶんトレーラーの、海外の通販番組のノリのせいだ。
アドベンチャーを進めるだけで、フィットネスが無理なく続けられる!それが!リングフィットアドベンチャーアドベンチャーアドベンチャーアドベンチャー(吹替:加瀬康之)
まあでも家の中ですし、少々カッコ悪いのもご愛嬌。何よりジムに行かずともちゃんと運動ができる!
「ちゃんと運動できる」のがおすすめポイントです。
おまけ
個人的に好きなところ。
ゲームが変わる。FEが変える。
このブログを作った理由
「ファイアーエムブレム 風花雪月」の素晴らしさを語りたいがために、勢いでブログを作ってしまいました。何を書いていくか、いつまで続くか、わかりませんが…気楽にやります。
これだけ私を奮い立たせたのは、前回も言いましたが、単なる
「人気シリーズの良くできた新作」「万人受けはしないけど好きな人はハマるゲーム」
で終わってほしくないという想いがあるからです。
前回はこちら
ゲームをしない人にあえて勧める「ファイアーエムブレム 風花雪月」 - ら・ら・ど
ネットの感想を見ても、それなりの不満点はありつつも評価は高い方、くらいの印象です。
めでたくシリーズ最高売上を達成なさったようですが、それ以上に私はこのゲームに衝撃を受けました。
今回は少し丁寧に、文字多めでこのゲームの面白さを分析してみます。
なぜそこまでスゴいと言うのか?
まず普通に考えてゲームって、プレイしていて楽しいから楽しいんです。当たり前じゃんと思うでしょうが、まあ聞いて下さい。
このゲームをプレイした人の多くはRPGが好きで、キャラクターを育てて戦わせる所に楽しさを見出しているのだと思います。
しかし私は正直、RPGは面倒くさいので苦手です。
それでも楽しめたのは、前回書いたようにキャラクターへの感情移入がものすごくできたからです。
それで、ゲームをしない見てるだけの母親と語るのが楽しいんです。
むしろ、それが一番楽しい。
プレイしてないとき、つまり現実が楽しくなるんです。
ちょっと面白さの次元が違うと思いませんか?こんな楽しみ方をしてるのは私だけでしょうか。
映画を越えたゲーム
キャラクター性がとてもしっかりしているので、存在してる感がすごいんです。
ということは、キャラクターへの感情移入の際に「わかるわかる!」って自分もしくは周りの誰かに無意識に重ねているはずなんです。
まあさすがに周りに美男美女とか貴族とか壮絶な過去を持った人がそうそういるわけではありませんが、
頑張り屋、人見知り、頼れる兄貴、ずる賢いやつ、婚期に焦る人、女子力高い系、意識高い系…
そういう人は現実にいますよね?
仲間っていいな、学生時代は良かったな、とか何かしら現実で感慨にふけることができるのではないかと思うんです。
そんな仲間たちと戦争を共に生き抜き、物語が終わるとロスがやばいんですわ。
映像作品でそういう体験はできますが、ゲームは自分で物語を作るので、さらにその体験の上をいったなと。まさに衝撃です。
それでも、惜しい所はある
ここまで持ち上げておいて何ですが、ネガティブなこともちょっと言いたい。
やっぱり、「ゲームをしない人は取っ付きにくい」。
キャラクターが好きでいざゲームをやろうとしても、ゲームなのでクリアしなければ進めない。その体験が物語になるんですが、やらなければ進めない。現に母親には勧めたものの、少しやってやらなくなってしまいました。自分でやるからこそ良いだけにもったいない。
結局自分で書いた前回の記事を全面否定ですが、こればかりはどうしようもない気がします。
おわりに
これだけ絶賛しましたが、はたして唯一無二なんでしょうか。私は主に任天堂ゲームしかやってこなかったし、ファイアーエムブレムをちゃんとやったのも初めてです。
同じようなゲームを私が知らないだけなのかどうかはわかりませんが、とにかく激しく感銘を受けました。
発売日に買ってから300時間以上やってますが、まだまだやるつもりです。
ゲームをしない人にあえて勧める「ファイアーエムブレム 風花雪月」
2019年7月26日にNintendo Switchで発売されたゲームソフト、
「ファイアーエムブレム 風花雪月」
が、スゴいんです!!!
と言いたいためにブログ作りました。
最初の記事ですが前置きは置いといて、ひたすら溢れる想いを綴りたいと思います。
- ゲームしない人でもハマる!!!
- ファイアーエムブレムって?
- 「風花雪月」のストーリー
- スゴいとこ1:兵士の育成は生徒の指導に
- スゴいとこ2:質・量の充実した支援会話
- スゴいとこ3:ゲームならではの人間ドラマ
- まとめ
ゲームしない人でもハマる!!!
スゴいとこ、一番言いたいのはこれなんです。
ほとんどゲームをしない母親が、私のプレイを見てるだけで夢中になってるんですから。
「ちょっと、勝手に進めないでよ。私のいないときにしないで!」なんて言われたり。自分でやればいいじゃん。
そんなファイアーエムブレム、戦争をテーマにしていることもあって、ゲームを全然やらない人にとってはちょっと難しいと感じるかもしれません。
けれども、今作のストーリーはゲームをやらない人でも引き込まれる可能性を秘めている、ということを私は伝えたい。
「結局オタク寄りの硬派なゲームじゃん」とやらないでいるのは実に惜しい。それが「スゴい!」に変わる人が増えることが、私の願いです。
ファイアーエムブレムって?
ファイアーエムブレムというシリーズは、30年近く続く任天堂のロールプレイングシミュレーションゲームです。
簡単にいうと、将棋を本物の戦争にした感じです。駒である兵士を育成し、ターン制で兵士を移動させて戦います。
私はRPGのターン制が面倒くさいなーって思うタイプなので、ほぼシリーズ初プレイだったんですが…見事にハマってしまいました。
「風花雪月」のストーリー
士官学校の教師として担任する学級を選び、
生徒たちを育て、導いていく第一部。
そして士官学校での日々から五年後、
三国が相争う戦争を、
三国それぞれの立場で描く第二部。
激動の時代を生きる若者たちの成長と共に、
フォドラ全土を巻き込む戦乱の
きっかけから結末までを、
二部構成の物語として描きます。
公式サイトより引用
https://www.nintendo.co.jp/switch/anvya/introduction/index.html
詳しいあらすじが気になる人は公式サイトを参照していただいて。
要は、学校編&戦争編の二部仕立てってことです。
第一部 士官学校の教師になって学園生活を謳歌しながら、生徒を兵士として育てていく
第二部 卒業後は戦争が始まり、かつて共に学んだ仲間同士が争うことになる
結構重いストーリーなんですねー…
で、このゲームはいわゆるマルチエンディングになっていて、学校編で担任する学級によって結末が全然違います。
所属の国で分けられた学級が3つあって、戦争編で3つの国ぶんの物語があるわけです。
一本のソフトにしてはボリュームがあってすごいのですが、私が特にスゴいと思ったのは、物語のリアリティーです。
ストーリー自体が面白いというのも、あるにはあるんですが、今作は「キャラクターのリアリティー」がスゴいんです。
スゴいとこ1:兵士の育成は生徒の指導に
ファイアーエムブレムの特徴として、「駒である兵士を育てることができる」ということがあります。それによってキャラクターに愛着がわきます。
今作では、キャラクターに感情移入する仕組みが特に作り込まれています。
まず、育てるキャラクターは生徒です。初めは弱かったのに、徐々に強くなっていく。先生としてかわいがらざるを得ない。
例えば、打たれ弱い上に力もない生徒がいて。
他に力のある頼もしいキャラクターはいるので、初めは「使えないやつだな」なんて思ってました。
ですが戦わせているうちに、おっ?と。
こいつ、攻撃外さないな。ここで決めてほしい!ってときは確実にやってくれる。
気づいたら、「任せた!行ったれ!」って言ってました。
「よくやったな。先生うれしい…次はここを鍛えていこうか!」と、こうなる訳ですよ。
⬆よし、君は得意分野をとことん伸ばしていこうな!
⬆おおー、学ぶ姿勢は立派だぞ!先生も全力でサポートするから、頑張ろう!
大げさじゃなく、こう言っちゃいます。
スゴいとこ2:質・量の充実した支援会話
そうやって戦わせていくと、近くで戦ってた仲間同士で支援レベルが上がります。
支援レベルを上げると、ゲーム的な能力アップがあるのと同時に「支援会話」なるものをみることができ、キャラクターの日常会話が繰り広げられます。
これ、普通なら単なるおまけモード止まりですが、この「風花雪月」ではこれでもかというくらい作り込まれています。
キャラクターに感情移入できる作りで、ちゃんと面白い。バリエーションは豊富だし、ちょっとした会話じゃなくてちゃんとオチまで用意されています。キャラクターの組み合わせの数だけあるので、めちゃくちゃ多いです。しかも完全フルボイスです。
第一印象がよくない生徒がいたとしても、徐々にその子がわかっていくと、必ずと言っていいほど好きになれます。
また同じキャラの支援会話でも、
- 支援レベルを上げる時期
- 主人公の性別
- 特定のキャラが生きてるかどうか
- 特定の支援を上げているかどうか
などに沿って変わり、違和感のないように見せる工夫が徹底しています。これによって見る度にリアリティーを感じられます。
無駄に細かい(褒め言葉)
もう一度いいますが、これら含めてフルボイスです。それどころか支援会話に限らず、全キャラクターの全セリフに声がついています。
「お茶会」なんてのもあって、相手が興味のある話題を選ぶんですが…初めはなかなか難しい。人となりがわかると会話が盛り上がって、さらに仲良くなれます。
誰でも、初めて会う人のことは全部わかりませんよね。それが仲を深めていくことでその人を知り、友人が増えていく。
誰もが持っているリアリティーを体験できる…これこそ、ゲームをしない人でも共感できるポイントです!!
スゴいとこ3:ゲームならではの人間ドラマ
育成や支援の充実によって、第一部終盤ではキャラクターへの感情移入はズブズブです。
5年後の第二部では同窓会で集まるところから始まり、教え子は立派な兵士になっています…先生冥利に尽きる!
しかし、舞台は戦場なのです。
しかも敵は、元・隣のクラスの生徒。かつての級友が殺し合う、超シリアスなストーリーにどんどん引き込まれます。
こういうやり取りが、めちゃくちゃあります。何パターンあんのこれ。
ちなみに第一部で支援を上げた他学級の生徒は、担当学級にスカウトすることもできます。これにより、同郷の仲間が敵対する場合もあるのです。何という運命…
そしてエンディングを迎えると、今まで上げた支援レベルによって、仲間たちの結末は千差万別になります。
最初の担当学級、スカウトする生徒、支援レベルの上げ方、運命の分岐点、などなど。
プレイする人によって十人十色の物語が出来上がる…ゲームでしか味わえない体験なのです。
まとめ
- ファイアーエムブレムは将棋のようなゲームで、駒を育成できる
- 学校編でキャラに感情移入させておいて、戦争編でキャラ同士を戦わせるストーリー。このコンボで感情を揺さぶる
- ゲームをしない人でも、人を知る喜びに共感できる!!
- ゲームをプレイして仲間と親交を深めることで、初めて物語が成立する
とりあえず、伝えたいのはこういうことです。
やったことないゲーマーは即座に買って、興味ない人に見せながらプレイして下さい。そして語り合って下さい。やってる人と語り合ったらめちゃくちゃ楽しいと思います。
まだまだ書けますが、今回はこのへんにしておきます。
↓続き